高原野菜の名産地〜沖揚平について〜
青森県の野菜の名産地 南八甲田 「沖揚平」 について

「沖揚平」は昭和23年3月に標高750mの山岳地帯周辺約一町分の払下げを受け、木の伐採から開拓が始まりました。当時18戸が入植し、4,5年は開墾・住宅建設・道路工事などの農業経営以前の作業に追われる毎日で、出稼ぎや山作業の資金で生計を立てるのが精一杯だったといいます。
昭和37年の既入植地区振興計画のもと、道路・開墾などの地域整備が本格的に進められた一方、白菜や大根などの栽培が研究されはじめ、それまでの主要農産物であった大豆・馬鈴薯・えん麦・牧草に変わり野菜栽培が地区に浸透し、以来、レタス、ニンジン、大根、キャベツ、ブロッコリー、白菜など標高750高冷地野菜の指定産地として、県内外の市場から人気を集めています。
4メートルもの積雪が徐々に作る雪解水を吸い込んでミネラルたっぷりの大根、人参、とうもろこしが生まれます。これらの野菜は味はもちろんの事、長持ちもする素晴らしい野菜です。
今日、「沖揚平」は高原野菜の産地としてまた南八甲田連峰・横岳の山麓沖揚平ブランドとして知られるようになりました。冬場は雪に覆われ道も無く、閉ざされた陸の孤島となる日本本土の最北端の山岳地帯で、その自然の厳しさを受け止め、その環境に生き、環境を利用し、逆境の中いろいろな方の知恵、力を借り、情熱をもって60年開拓農業を行ってき先人たちの努力の賜物です。

左:昭和29年 沖揚平開拓農業協同組合事務所
右:昭和28年頃の沖揚平の風景 電柱は当時の自家発電によるもの

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